一生が一日のようにそして 一日が一生のように思える ときもある 曇った空の下 君と川縁を歩いているだけなのに 僕たちは違う時間から来て 束の間ここで 出会いまたすべてを 忘れてどこかへ去って行く

NOVEMBER

肌寒さに 自分の体の温もりを 感じる時 君は 針葉樹の森に 一瞬かいま見える 冷たい湖に激しく 心を奪われる 見上げる 空の冷たい青のように 自分を感じて 冷たい青空に 落ちていきたいと思う 吸い込まれたいと 思う 空の冷たい青のように 自分を感じて 幸福…

暗い情念

** 乃木坂は私の好きなグル-プ 私の愛してる唯一の アイドルグル-プ 乃木坂が歌えない歌 私が代わりに 歌ってあげる、 この時期になると 街に溢れる ハローウィンだ クリスマスだとか 言ってるゴミどもを 始末して 私は誰にも愛されてない 虐待されてる 人…

** 空の下を私は歩く もうそんなことはないと思っていた そんなことはずっとないと なのに なんだろう この感覚 うまく言えない ここにいるということ なんだろう うまく言えない 私はここにいなかったから 何処にも 今 ここに いる 青い空の下を歩いている …

** 空の下を私は歩く もうそんなことはないと思っていた そんなことはずっとないと なのに なんだろう この感覚 うまく言えない ここにいるということ なんだろう うまく言えない 私はここにいなかったから 何処にも 今 ここに いる 青い空の下を歩いている …

七瀬に そう夢を見ていたの生きていると思った 愛してると思った 死んでいると思ったただ夢を見ていただけあなたを愛してる と思った 息もできないぐらい 苦しくて 暗い闇を 切なくて あなたに会いたくて 走った暗い闇に 足を踏み外して 墜ちていった ゆっく…

奈々未に ほら空から 雪が降りはじめた遠い空から ゆっくりと 落ちてくるその長いようで 短い 儚い 時間のことを 僕は思っていた…さようなら君がそう言って 背を向けて 歩き出す君の後ろ姿が ゆっくりと 小さくなる小さな 君の背中降りしきる 雪に 紛れて も…

わたしは幸福でも不幸でもない

地獄へ落ちる人 天国へ行く人わたし?わたしはどこにも いかない わたしはここにいる あるいはそこにいる幽霊?さぁどうかな… でも怖がらないでわたしは ただあなたたちを 見ているだけだから見ている、だけだから…あなたたちの 喜びや悲しみ 幸福や不幸がわ…

その他

** 血が流れてるのに気にしないでいつものことだから血が流れてる流れてる君の涙 君の体 君の言葉 君の思いあ血が流れてるいいの 気にしないで流れていく 君の君は 流れていくどこへ?僕はいっしょに 行けないの?流れていく 流れてやがて 消えて 消えていく…

一日の終わりと始まりの間の

一日の終わりと 始まりの間の かくも繊細な 灰色の光の中に ひそかに 横たわる君の身体 灰色の身体 白と黒のグラデーションの 美しい起伏音のない 色のない ただ 淡い灰色の光にひたされた 輪郭のない もうひとつの世界 もうひとつの時間むしろ 世界のない世…

三月の雨

三月の雨 わたしは好きだ 部屋で あなたと 二人 話をする 話すことがなくなれば ただ雨の音を聴いていればいいそう ただ 雨の音を聴いていればいい そして 互いに 寄り添っていればいい そのまま ずっと ずっと世界が終わったことも知らないで

ずっと遠い昔のこと…

明けていく 空をわたしは見ていた…どこかで もう一つの命が ずっと昔 あなたと二人 こうして空を見ていた 気がする わたしたちの 星をめぐる 大きな月 白い月が ぽっかり青い空に 浮かんでいて その月に いるはずの わたしの 失くした 大切な人を思って わた…

Sky is so blue

Sky is so blue and so high and so sad like me わたしは蒼くもなく 高くもなく わたしは 何をする この世界で わたしは笑う わたしは泣く いつまで そう わたしはいつまで生きる ただ笑って ただ泣いて わたしはいつまで生きる 世界を憎んでいた わたし 世…

カーテンを開けないで

ほら 大きな夜の 帳が降りてくる 黒い影のように 街を覆っていく 君が あんなにきれいって言った日没の光も もう見えない さあカ-テンを閉じて 部屋に灯りを点けようカ-テンを 開けないで 外には何もないから 君の見たいもの 僕たちの見たいものは 何もな…

空を見上げるとき

空を見上げるとき 人は何を見るのだろう空にあるのは 私の心? 移り気な…だから私はこんなに 空に惹かれるの?そこにある未知のもの 言葉をすり抜けていく 謎めいて 美しく 不安な 孤独な 空 とらえどころのない おまえ おまえは 私自身なの? 鏡では決して…

奈々未に

ほら空から 雪が降りはじめた遠い空から ゆっくりと 落ちてくるその長いようで 短い 儚い 時間のことを 僕は思っていた…さようなら君がそう言って 背を向けて 歩き出す君の後ろ姿が ゆっくりと 小さくなる小さな 君の背中降りしきる 雪に 紛れて もう見えな…

そうして わたしは歩き出す

そうして わたしは歩き出す 明日に向かってではない わたしに明日はない なにか知らないものに 向かって わたしはどこを見ればいいのかも わからない わたしの眼は役目を失なって いるだろう 見えていても何も見えてはいない わたしの 不確かな足取り それで…

君の声をもう一度聞きたかった

君の声を もう一度 聞きたかった 君の声は 何処に行ったのか 僕は 君の声を もう一度 聴くために この長い年月 生きてきたのだ 世界の果てで 木霊している 君の声をそして 今 消えてしまった 君の声が 秘かに 近づいて来るのを 感じるのだ その声は そこにあ…

たとえあなたが死んだとしても

たとえあなたが死んだとしても だって私だっていなくなる そういなくなるんだから だから明日には もっとずっと先には…そうしたら 私たちどこに行くのかしら ここにいることって何? ここにいないことって? ここからいなくなるために 私たちは生きているの …

空の下を私は歩く

空の下を私は歩く もうそんなことはないと思っていた そんなことはずっとないと なのに なんだろう この感覚 うまく言えない ここにいるということ なんだろう うまく言えない 私はここにいなかったから 何処にも 今 ここに いる 青い空の下を歩いている 隣…

Die Verwandlung

Die Verwandlungそしてわたしは この世界から 出ていく 翔び立つ日が 来ることを その陰鬱な日々の間 心のどこかで 予感していた その日が来ることを その歓喜の日が来ることを その絶望の日が来ることを 変わりゆく わたしの身体は その日のため 忌まわしく…

そう 夢を見ていたの

そう夢を見ていたの生きていると思った 愛してると思った 死んでいると思ったただ夢を見ていただけあなたを愛してる と思った 息もできないぐらい 苦しくて 暗い闇を 切なくて あなたに会いたくて 走った暗い闇に 足を踏み外して 墜ちていった ゆっくりと 墜…

遠い夏の日の図書館を思い出す

遠い夏の日の図書館を 思い出す 蒸し暑い室内で 勉強した後 涼しくなった夕方 図書館の周りの林を あなたと二人で散策した 私にはあの夏の日がまだ 何処かに存在しているような 気がするのだ あなたと過ごした あの夏の午後や夕方が もう存在していない 消え…

気がついたら 僕には

気がついたら僕には 高い空から 落ちてくる 雪のひとひらが 見えていた高い高い空から それは落ちてくる ゆっくりと とても ゆっくりと停止してるみたいにいつからだろう そんな 雪のひとひらが 君に思えたのは…雪は長い時間を 通って 乾いた地面に たどり着…